世界で初めてED治療薬として認可されたバイアグラを始め、日本では3種類のED治療薬が認可されています。そのなかで2番目に承認を受けたED治療薬が、レビトラです。2003年にドイツのバイエル社から発売され、日本では2004年に正式認可されました。
レビトラという名前は、フランス語の男性定冠詞である「le」とラテン語で生命という意味の「vitra」を組み合わせたもので、男性の生命を表しています。また、レビトラのパッケージには炎のマークが書かれており、これはマッチの炎をモチーフにしています。マッチはこすればすぐに着火することから、レビトラの即効性を表しています。

バイアグラの欠点を解消したED治療薬

世界初のED治療薬として発売されたバイアグラは、世界的に大きく注目されました。バイアグラはもともと狭心症の薬として開発されたものですが、偶然EDに効果的であることがわかり、適応症として発表されました。アメリカでは1998年に発売され、日本でも1999年から販売が開始。当時は一大ブームを巻き起こしました。
しかし、バイアグラには食事の影響を非常に受けやすいという欠点があり、服用の際は食事と性行為のタイミングをよく考えなければなりませんでした。これを解消したED治療薬が、レビトラです。レビトラはバイアグラに比べて食事の影響を受けにくく、標準的な食事であれば影響がありません。標準的な食事とは栄養学において定義されている成人男性の1食分の食事のことで、およそ700kcalとされています。また、総エネルギーに占める脂肪の割合が30%までという制限もあり、牛丼チェーン店で提供されている牛丼の並盛りがボーダーラインといわれています。この条件さえ守れば、食事の影響は受けないという研究データがあるのです。
このことから、レビトラはバイアグラの欠点を解消するために開発されたED治療薬であるといわれています。

購入には処方箋が必要

レビトラは医療用医薬品であるため、購入する場合は医師による処方箋が必要となります。ドラッグストアなどでは購入することができず、必ず医療機関を受診しなければなりません。もし医療機関以外がレビトラを販売すれば、日本国内では違法となるため捕まってしまいます。
もっとも、インターネットで検索すると、レビトラを販売しているサイトを見つけることができます。こうしたサイトは一見違法に見えますが、個人輸入代行という形であれば販売が許可されているのです。個人輸入代行とは、輸入品を直接買うことができない人に代わって仕入れることをいいます。ここで扱っている品物はすべて輸入品であるため、日本の法律には引っかかりません。つまり、海外で製造されたレビトラであれば医師を通さずに購入することができるのです。
ただし、海外で製造されたレビトラのなかには偽造薬(厚生労働省 未承認薬)が混ざっている可能性があります。もちろん海外でも正規のレビトラを製造している会社はありますが、個人輸入代行業者が正規品を仕入れているかはわかりません。レビトラを安全に手に入れたい場合には、医療機関を受診することをおすすめします。

正規のジェネリックはまだ販売されていない

2014年5月、国内初となる正規のバイアグラジェネリックの販売が開始されました。バイアグラの特許が切れたことで、ジェネリック医薬品の開発が許可されたのです。これに対して2016年9月現在、レビトラの特許は切れていません。そのため、正規のレビトラジェネリックはまだ販売されていません。
現在販売されているレビトラジェネリックは、すべてインドで製造されているものです。インドの特許法では成分特許が認められていないため、製法さえ変えればレビトラジェネリックを販売できます。ただし、認可を受けていないことから人体への影響は不明瞭であり、安全性を考えると服用は避けるべきだといえます。

服用するタイミング

レビトラは前述したように、即効性が高いED治療薬として知られています。服用から20分程度で効果が現れ、最高血中濃度に達するまでに40分~50分程度であるとされています。そのため、性行為を行う30分前くらいに飲んでおけば、理論上は問題がないといえます。しかし、効果を発揮するまでの時間や最高血中濃度に達するまでの時間には個人差があり、場合によってはこれより遅くなってしまう可能性もあります。そのため、確実に効果を得るためには性行為を行う1時間程度前に服用しておきましょう。
また、レビトラはバイアグラに比べて食事の影響を受けにくい薬だとされていますが、まったく影響を受けないというわけではありません。最大の効果を得るためには、やはり空腹時に服用するのが最適であるといえます。食後に服用しなければいけない場合は、あっさりとしたメニューを選びましょう。

飲み物の影響

レビトラを服用する場合、基本的には水で飲むことになりますが、お茶やお酒、ジュースで飲んでも問題はないとされています。薬によってはアルコールなどで服用すると薬の効果が強まったり逆に弱まったりするケースもありますが、レビトラではそういった効果は認められていません。少量のお酒であればリラックス効果が得られるため、ED改善に関してはむしろいい効果があるともいわれています。ただし、過度な飲酒は危険であるため注意が必要です。
また、ジュースは基本的に問題ありませんが、グレープフルーツジュースでの服用は危険です。グレープフルーツにはフラノクマリン酸という成分が含まれており、薬の吸収率を高める効果があります。これによって予期せぬ副作用が発生する可能性もあるため、注意が必要です。

レビトラの服用量

前項でもご紹介したように、レビトラには5mg、10mg、20mgの3種類があります。このうち、5mgは効果が低いことから取り扱われていないことが多く、10mgと20mgのどちらかを服用することがほとんどです。
10mgと20mgのどちらを服用するかは医師と相談して決定されますが、基本的に10mgで効果がでている場合は20mgを服用する必要はありません。たしかに20mgのほうが高い効果を得られますが、10mgで効果がでている場合には20mgを服用してもそれほど大きな変化はありません。それどころか、20mgで身体が慣れてしまうと10mgでは効果が感じられなくなってしまったり、強い副作用が出てしまったりといった可能性があるため、できるだけ含有量の小さいものから試していくようにしましょう。